この約9ヶ月間で、アフリカから移動した3頭の大人のチーターと、インドで生まれた3頭の赤ちゃんの計6頭が亡くなりました。
大人のチーター2頭は病気、あと1頭は雌のチーターで、2頭の雄との暴力的な交尾で亡くなったとの事です。
3頭の赤ちゃんは栄養失調や高温多湿による衰弱死などと言われています。生まれた赤ちゃんは4頭で、現在、母親と、生き残っている1頭の赤ちゃんは管理下にあるそうです。
母親は初めての出産で、その場合、インドだからということではなく、子育てに失敗してしまうことはあると聞きますが、親子で何とか頑張ってほしいですね。
元々、以下の理由で反対意見が多かったプロジェクトでした。
・反対ではないが時期尚早(準備が不十分)
・既に生息しているトラやヒョウなどをしっかりと保護してあげて!
・移動範囲の広いチーターにとっては狭過ぎて保護区の境界がハッキリしていないため非常に危険である。
現在の状況を受け、政治的な云々…なども加わり、ますます反対意見が厳しくなっているようにも感じます。
最初からすべてのチーターが生きていけるとは想定していなかったような感じですが、逆に言うと最初から数頭の犠牲があることを想定していたということなので、強制的にインドへ連れていかれて間もなく亡くなったチーターが不憫でなりません。
インドは捕食者が不足しているわけではなく、チーターを再導入してまで生態系の調整が必要な状況なのでしょうか?
何だかすごく心配になってきました。